ゼニカルの臨床試験データと成績を調べてみました

ゼニカルの臨床試験データと成績のことが知りたいと思い、調べてみました。

ゼニカルの安全性

代表的な副作用には、

便と共に油が出る、

ふとした拍子に、意思とは関係なく油状の便が出て下着が汚れてしまう、

ビタミン不足になりやすい、

便意を催しやすくなる、

屁が出やすくなる、

下痢になりやすい、

などがあげられます。

特に、便と共に油が出ることに関してはゼニカルを飲むほとんどの方に見られます。

これらの副作用はゼニカルが効いている証拠でもあります。

慣れるまでは外出を避け、ナプキンをつけるなどして対策をすれば、それほど心配は要りません。

また、ゼニカルは脂肪の吸収を抑えてそのまま排出する薬であるため、脂溶性のビタミンの吸収も妨げるという作用があります。

ビタミン不足になると肌荒れの原因となりますが、マルチビタミン剤を飲むことで対策することができます。

サプリで補う際には、サプリの効果が阻害されないように、ゼニカルを飲む前後2時間を空けて服用するようにしてください。

ゼニカルの安全性

ごくまれなケースですが、有害な副作用として重度の肝障害があります。

アメリカ FDA(食品医薬品局)は、オルリファスト(アリー、ゼニカル)に関して、重度の肝障害についての安全性情報を添付文書に追加することを2010年5月26日に通知しました。

FDAはゼニカルに関する米国外からの報告12件と、アリーに関する米国内の報告1件の合計13件を特定しています。

この報告は、1999年4月から2009年8月までの間であり、うち2件は肝不全により死亡、3件は肝移植を要したことがわかっています。

しかし、13件の報告に対し、この間に世界では約4,000 万人がゼニカルまたはアリーを飲んでいることや、重度の肝障害は明らかな原因がなくても発現することがあるため、ゼニカルまたはアリーとの因果関係の確定は困難であると発表しています。

現時点では、ゼニカルと肝障害の因果関係は解明されていません。

ゼニカルを飲む場合は、肝障害の症状である、 白眼や皮膚の黄変、褐色尿、倦怠感、食欲低下などの兆候が出た場合には、服用を中止して医師に相談してください。

ゼニカルの安全性_2

ゼニカルの有効性

ゼニカルは脂肪を消化する酵素リパーゼの活動を阻害することで、食事に含まれる脂肪の吸収を約30%抑える働きがあります。

2009年10月、ランセットという有名な医学学術雑誌に、臨床試験のデータが報告されています。

プラセボ(偽薬)を使った臨床試験のため、思いこみや期待によっておこる影響を排除することができ、信頼性の高いデータがとれると言われています。

564人もの健康な人を対象に、ゼニカルを飲むとどのくらいダイエットに効果があるか?という臨床試験を行いました。
全員が食事制限を行い、20週間後に、偽薬を飲んでいた人は平均2.8kg体重が減少していたのに対し、ゼニカルを飲んでいた人は平均4.1kgも体重が減少していたことがわかりました。

製造メーカーによる臨床試験のデータでは、ゼニカルを使用した人の減量効果は平均でマイナス5.7kgで、飲んでいなかった人の約2倍ほどダイエット効果があったことがわかっています。

個人差はあるものの、ほとんどの場合で飲み始めてから2週間以内に体重減少がみられ、その後も飲み続けると半年から1年間にわたって減量の作用があることがデータから判明しています。

また、リバウンドの影響を調べた臨床試験のデータが1998年に医学雑誌ランセットに発表されています。

このデータによると、臨床試験では肥満患688人を使って試験を行っています。食事制限を止めた後もゼニカルを飲み続けた人は、偽薬に切り替えた人よりも1年間で2.4kgリバウンドが少なく済んでいます。

コレステロール値や血糖値などは、偽薬を飲んでいた人よりもゼニカルを飲んでいた人の方が良好な値を示していたことがわかっています。

ゼニカルの有効性

ゼニカルの臨床試験データ・成績のまとめ

ゼニカルは食事で摂取する脂肪分の吸収を抑える薬です。油性便やビタミン不足といった副作用は多少ありますが、油性便はナプキンなどを下着に着けておくことで対策ができますし、ビタミン不足もマルチビタミンのサプリを飲むことで対応可能です。

ゼニカルは臨床試験のデータが豊富で、全世界で4,000万人以上の人が服用している実績があります。医薬品として承認されていることからも、安心して飲んでいただけます。

初めてゼニカルを飲む人は、ビタミン不足になっていないか、また体調の変化はないかなど、健康状態を確認し、定期的に健康診断(血液検査など)を使って、体調をチェックすると良いでしょう。

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